FXで月曜日は開始時間は何時から?月曜日の値動きの特徴も解説

FXで月曜日は開始時間は何時から?

イラスト-チャートのレンジ相場

こんにちは、大介です。

今回はちょっと変わった話題を提供します。為替の動きと曜日の関連性の話だと思って聞いてください。

為替市場も他の多くの市場と同様、月曜日からが新しい週の始まり。だからか、月曜日の為替市場には月曜日特有の動きがあるとよく言われています。

週の始まり……FXでも好調な出だしを迎えたい人に向けて、今回は月曜日特有の為替市場の特徴について詳しく触れたいと思います。

月曜日の開始時間は早朝

月曜日の開始時間は、夏時間と冬時間で微妙に違います。冬時間はAM7:00で、夏時間はAM6:00〜7:00というのが基本です。注意するのは夏時間の時。というのも、FX業者によってスタート時間が微妙にことなるからです。

海外のFX業者は大半が6時から始まりますが、国内のFX業者は7時からのスタートが多いように思えます。

ただしサクソバンク証券は特別で、上記の時間よりも早くからレートチェックと取引が可能。サクソバンク証券の取引開始時間は夏時間がAM3:00、冬時間はAM4:00からです。オセアニア市場が一応開いているので、その時間でも取引が出来るようですね。土日に何か重大ニュースが出てきた時には、非常に便利なサービスだと言えます。

システム的な意味での取引開始時間は上記の通りなのですが、トレーダー目線で見ると、実際には朝9:00の東京市場オープンが本当の意味での1週間の始まりのように思えます。

人によっては、世界最大の為替市場であるロンドン市場オープン時が、本当の取引開始時間と考える人もいるかもしれません。あるいは「やはり世界はアメリカが動かしている」ということからNY市場のオープン時こそが本当の取引開始時間という風に見ることも出来るでしょうね。

週末に重大ニュースがあったような場合は別ですが、個人的には月曜日の始まりは素直に東京オープンからとしています。

FXにおける月曜日の値動きの特徴

月曜日の特徴その1「窓が開く」&「窓は埋まる傾向がある」

※このように価格が週始めに値飛びしていることを指します。画像のように、50pipsや100pips単位で窓が開く事もあります。

ここからは為替市場における月曜日の特徴について書いていきます。月曜日の特徴としてもっとも有名なのは、この「窓開け」と呼ばれる現象なのではないでしょうか。

「窓開け」とは、月曜日オープンの価格が、先週の金曜日の終値と乖離している現象です。

この窓開けという現象が起こる理由は大きく2つあります。

1つめの理由が「土日も銀行が開いている中東での取引」。そしてもう1つの理由が「オセアニア市場での取引」です。

世界のどこかで取引があれば価格が変動するため、このようなことが起きてしまうのですね。

会社によって取引開始時間にばらつきがあるので、小さな窓をどう考えるのかは難しいところですが、窓自体は小さいものも含めれば開くことが大半でしょう。そして、このような形で月曜日に開いた窓は、トレーダー達が猛烈に意識するポイントにもなります。

たとえば、先週の金曜日に100円で終わったドル円レートが月曜日の開始時間に101円になっていた場合、トレーダー達は「なんとかもう一度、金曜終値の100円に価格を戻そう」と考える傾向があります。そうして月曜オープンに乖離した価格が、金曜日の終値にまで一度戻る事を「窓埋め」と呼びます。

※画像は窓埋めの例で、白ラインが金曜終値で青ラインが月曜日の始値です。しばらく時間が経った後、金曜日の終値に一度価格を戻しています。

今、説明したように「月曜日に出来た窓は埋まる」という傾向は確かにあります。しかし、安直に窓が埋まる方向へと逆張りポジションを持つのは少し危険なこともあるので注意してください。

たとえば、最初の参考画像は2つとも窓が開いたままです。現在も窓埋めを達成しておらず、とくにユーロドルのあの窓は2017年からずっと置き去り状態になったまま。つまり、安易な窓埋めを狙ったトレーダーのロスカットを狙うような動きがあるわけです。

また、窓が開いた事を確認出来る早朝の時間帯は流動性が低いため、スプレッドが平時と比べて非常に広く、他の時間帯ではありえないような謎の乱高下が発生するっこともあります。だから、朝一に窓埋めを狙うのもおすすめは出来ないんです。

月曜日には「窓開け」という特徴がたしかにあります。しかし、あくまでも「そういう傾向がある」というくらいの認識にしておいたほうが良いでしょう。

月曜日の値動きの特徴その2「月曜日は動きにくい?」

もう1つよく聞くのが「月曜日は相場が動きにくい」という声。この声に関しては、個人的に「半分本当で半分眉唾」だと思っています。月曜日でも動く日は派手に動きますし、火曜日や木曜日でも動かない時は動きません。

どちらかといえば、金曜日……とくに深夜のほうが、相場が動きにくい傾向があるような気がします。余程のことがない限り、週明けから窓が開くかもしれないのに、わざわざ週末に新しいポジションを持つ理由が無いですからね。そう、金曜日の後半に相場が動きにくいことには、一応説明がつくんですよ。

話を月曜日の値動きに戻しますが、「週始めだから様子見で手を出しにくい」と言われることはもちろんあります。しかし、価格を動かしているヘッジファンドや銀行のトレーダーが「今日は出社してるけど月曜日だから様子見にしようか」とはならないですし、これは個人のトレーダーも一緒でしょう。

ただ、月曜日は経済指標の発表が他の曜日に比べて少ないため、その意味では他の曜日よりも価格を動かすきっかけは少ないです。だから、完全に間違いというわけではないのですが、あまり深く気にしすぎる必要はないように思います。

まとめ

イラスト-チャートの下落

  1. 月曜日の取引開始時間は、夏時間と冬時間あるいは会社によっても違いますが、おおよそ6時〜7時くらいです。ただし、本当の意味でのオープンは東京市場の開始からだと個人的には思っています。
  2. 窓開け現象を利用した窓埋め手法はやや危険な面もあり、あまりおすすめは出来ません。とくに大きく開いた窓は置き去り現象があるので、逆張りポジションを持つ場合はよく考えてから行ったほうがいいでしょう。また、早朝から小さな窓を狙うのはスプレッドコストで採算が合わない事の方が多いです。
  3. 「月曜日は価格が動かない」というのはトレーダーの間でまことしやかに囁かれている相場の法則の1つですが、その根拠は経済指標の発表が少ないというだけ。それを根拠にして、安易にレンジ相場だと決めつけてしまうと、非常に危険です。

月曜日は週始めなので独特な点もありますが、あまり悩みすぎる必要は無いというのが結論です。

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