FXで人気のフィボナッチを使った手法について調べてみた
FXで人気のフィボナッチってナニ?
こんにちは、大介です。今回はフィボナッチについて書きます。
FXに関心がある人や、すでにFXに参入している人であれば、フィボナッチという言葉を聞いたことがある人もたくさんいるでしょう。それくらいフィボナッチを使ったFXへの手法は世界中で人気です。
フィボナッチ数列とは
FXのフィボナッチを使った手法の理解を深めるためには、まずはフィボナッチ数列について知っておく必要があります。フィボナッチ数列とは、隣り合う数字を足した数字が次の数字になるという法則に従った数列のことです。
- 1と1から始まり、「1+1=2」なので次の数字は2になり
- 次は「1+2=3」なので次の数字は3
- 「2+3=5」
- 「3+5=8」
- 「5+8=13」
- 「8+13=21」
- 「13+21=34」
と計算していくと「1、1、2、3、5、8、13、21、34…」と数字の並びがずっと続いていきます。
このフィボナッチ数列は世界中で注目されていますが、なぜ注目されているかというと、この数列の隣り合う数字や2つ後の数字、3つ後の数字といった2つの数字の比率が一定の比率に近づいていき、そのなかでも「1:1.618」という比率は人間が無意識に美しい、心地が良いと感じる比率で黄金比と言われています。
この黄金比を知らない人でも、モナ・リザの絵やピラミッドなどの歴史的な物、貝殻、松ボックリなどの自然の物、そして近年ではツイッターのロゴやアップル社のりんごのマークなどのデザインが、この黄金比になっているなど、昔から現代に至るまで、黄金比を目にしてきているのです。
世界中の投資家が利用している
フィボナッチ数列による比率は、人が無意識に「美しい」とか「心地良い」と感じる比率。
FXのフィボナッチを使った手法というのは、その比率が人の心を動かすことを利用しています。
人がチャートを見た時、無意識にフィボナッチの比率を意識するので、その比率のところで売り買いの注文がたくさんおこなわれる可能性が高くなりがちです。さらに、比率を意識して利用する人も増えれば増えるほど、その比率のところは大きな節目となります。チャートの節目が分かれば、今後の相場の動きも予測しやすくなるというものですね。
また、相場の動きは、相場に参加している人達の心理にも大きく左右されます。とくに集団心理が同じ方向に向くと、相場はその方向に大きく流れていきます。現在では、フィボナッチを使ったトレードを世界中のたくさんの人たちが利用しているので、ある決まった比率のところで法則性のある動きをする可能性がより高くなっています。
フィボナッチ・リトレースメントがおすすめの理由
現在、FXではフィボナッチを使った手法は多くの人が利用していて、たくさんの種類のインジケーターがあります。その中でもおすすめなのがフィボナッチ・リトレースメントです。
FXではトレンドが発生すると一時的に反対の方向へ動いてからまたトレンドの方向へ動くという動きをする特徴があります。このインジケーターはトレンド時に反対方向へ向かったものがどこで止まって再びトレンドの方向へ向かっていくかを予測するためのツールになります。
このツールがおすすめである最大の理由は、FXをおこなっている世界中の人達から最も利用されているインジケーターだから。同じツールを使っている人が多ければ多いほど同じような予測を立てる人が増え、その人達が期待する動きをするようになる可能性が高くなるということは非常に大きなメリットです。
線の引き方や注目すべきポイント
(参考:TradingView)
フィボナッチ・リトレースメントの使い方はトレンドが発生したら、そのトレンドの高値と安値に線を結びます。すると、5つの線が出てきますが、この5つのラインがトレンド後に逆行してから再び反転しやすいポイント、またはサポートライン、レジスタンスラインになります。
5つの線のなかでもとくに注目すべきなのが23.6%の線と38.2%の線です。トレードに参加している人の心理として「流れに乗り遅れたくない」というものがあるので、最初の方にある2つの線のポイントで行動を起こす人達が多いです。反転する可能性がより高いので、まずはこの2つの線に注目しましょう。
また、高値と安値の線を引くときに、ローソク足の実体から引くのかヒゲのところから引くのかわからないと思う人もいるでしょう。これ、実はとくに決まっていません。どちらかに合わせて引けば良いとされています。
使用時の注意点
フィボナッチ・リトレースメントは、他のインジケーターと組み合わせて使うことが大切。
何故なら、フィボナッチ・リトレースメントはトレンドが発生した後の動きを予測するのに優れたインジケーターで、トレンドの方向性を理解するものではありません。
FX初心者はトレンドの方向性を掴めていない場合が多い(例えば、下降トレンド中の一時的な上昇を上昇トレンドと勘違いしまうなど)ので、トレンドの方向性をつかめるインジケーターと一緒に使うのがおすすめです。
また、このインジケーターは時間軸が長期であればあるほど、精度が増します。基本的には長期の時間軸で使用するべきですし、1分、5分といった短い時間軸で使用する場合は精度が落ちることを考慮した上で最終的な決断をしましょう。
さらに、相場の動きに絶対はないので、インジケーターを過信し過ぎてはいけません。とくに経済指標発表による急激な値動きなどには対応していないので、予想に反することも想定してリスク管理しておくことも忘れないように気を付けましょう。
まとめ
FXで人気のフィボナッチを使った手法について紹介しました。
フィボナッチがFXに参戦している人達の心理に大きく影響を与えていることがわかってもらえたと思います。また、ツールが有効である理由もわかってもらえたでしょう。ツールの使い方や見方はすごく簡単なので、初心者でもすぐに使いこなせます。関心がある人は試しに使ってみてください。
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