FX初心者が失敗するパターンを4つまとめてみた

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FX初心者の失敗パターンを取引に活かそう!

イラスト-FXの借金

こんにちは、大介です。

今回は、FX初心者の失敗パターンについて書こうと思います。

というのも……「FX初心者の多くが、トレードを始めて1年以内に資金の大半を失って退場する」と言われているからです。

そうならないためには、どうすればよいでしょうか?

実は、FX初心者にありがちな失敗が、大別すると4パターンあります。

この4パターンを知っておけば、トレードでのミスを避けられるだけでなく、失敗してしまった場合でも早く原因究明ができ、次の取引に活かせるでしょう。成功のためには、失敗しやすいパターンを知るべきです。

それでは今回は、FX初心者が失敗する4つのパターンを紹介します。

FX初心者の失敗パターン

【失敗①】FX取引の仕組みをよく理解していない

FX仕組みを良く知らずに取引を始めると、損失を出す確率が高くなります。特に重要なFX用語を確認してみましょう。

マイナススワップポイント

イラスト-疑問点

スワップポイントとは、2つの通貨の金利差のことで、次の2種類があります。

  1. 金利の低い通貨を売る+金利の高い通貨を買う
    →スワップポイントが顧客に支払われる
  2. 金利の高い通貨を売る+金利の低い通貨を買う
    →スワップポイントを顧客が払う

①の場合は、ポジションを持つだけで毎日スワップポイントが取引口座へ加算されます。例えばスワップポイントが100円だった場合は、1ヶ月(30日)で3,000円、1年間で36,500円となり、これを目的に取引する人もいるほどです。

しかし、②のマイナススワップポイントの場合は、スワップポイント分が毎日、取引口座から引かれていきます。長期間では無視できないほど大きな額になる場合があり、この仕組みを良く理解していないと、知らないうちに多くの資金を失うことになるので、注意が必要です。

スプレッド

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スプレッドとは、売値(Bid)と買値(Ask)の 価格差のことを言います。スプレッドは、顧客がFX業者に払う取引手数料のようなものです。

例を見てみましょう。

上記の場合は「112.219円-112.189円=0.03円」なので、「0.03円(3銭)」がスプレッドです。このスプレッド分の取引手数料は、取引量が大きくなるほど増えていきます。

<上記の例での取引量ごとの取引手数料の変化>
取引量 スプレッド分の取引手数料
100通貨 3円
1,000通貨 30円
1万通貨 300円
10万通貨 3,000円

当たり前ですが、スプレッドの狭い業者で取引したほうが勝ちやすいです。

レバレッジ

イラスト-レバレッジ

レバレッジとは「テコ」を意味する英語ですが、FX取引では、少ない投資資金で多くの資金を取引できることを言います。

<レバレッジと必要証拠金の関係>
レバレッジ 必要証拠金
1倍 100万円
5倍 50万円
10倍 10万円
20倍 5万円
25倍 2万5千円

必要証拠金とは、FX取引のために業者に預ける預託金のこと。上記の例は、「米ドル/円=100円」で1万ドル(100万円)を取引する場合で算出しています。

レバレッジは、投資効率が高くなるというメリットがある一方で、負けた場合に損失が拡大するというデメリットがあります。

レバレッジ倍率が高くなるほど損失額も大きくなるので、FX初心者でまだ利益を上げられるトレード手法がない場合は、低レバレッジで取引したほうが安全です。

強制ロスカット

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ロスカットとは、顧客が保有するポジションの損失額がある一定の水準に達したときに、業者がそのポジションを強制決済することを言います。

顧客資金を守ることがロスカットの目的ですが、ロスカットにかかると投資資金の多くを強制的に失うことになるので、ロスカットされないように気をつけなければなりません。

ロスカットの設定水準は業者によって異なるので、自分の利用する業者のロスカット水準を、必ず確認してください。

【失敗②】資金管理をしていない

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資金管理は、FXの世界で長く生き残るための必須条件です。FX初心者にありがちな資金管理のミスは、4つあります。

全財産をつぎこむ

イラスト-財布とお金

全財産をFX取引につぎこんでトレードするのは、大変危険です。

その理由は、メンタルに悪影響を与えること。「勝たなければ!」という気持ちが強すぎて、冷静なポジションメイクや利確、損切りができなくなります。

取引に失敗して資金の大半を失ったら、誰だってダメージが大きいでしょう。財産のごく一部を使ってのFX取引ならば、失敗しても何度でもチャレンジできます。

オーバートレードをする

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レバレッジを効かせると必要証拠金が少なくてすむので、ついついポジションを増やしがちになります。

しかしオーバートレードは、ロスカットにかかりやすく危険。常に証拠金維持率を確認し、十分な余剰資金が口座にあるかどうかを確認してください。

損切りを徹底していない

イラスト-チャートの下落

損切りがなかなかできず、塩漬けポジションがどんどん溜まっていくのも、良くありがちな失敗パターン。

確かに、損切りをしない限り損失が確定することはありませんが、損失がさらに拡大する可能性があり、その結果ロスカットされることも!

さらに、ポジションを塩漬けしてる間は、その分の必要証拠金を使えないことになり、投資効率が悪くなります。

ポジションを持つときには、損切り注文も同時に設定して、なるべくそれを動かさないようにしましょう。

【失敗③】トレード手法に問題がある

イラスト-悩み

FXで長期的に収益を上げ続けるには、「勝てる」トレード手法の確立が必要不可欠です。FX初心者は特に、明確なトレード手法がないため、取引で失敗することが多くなります。

勉強や実践経験が不十分

イラスト-FXの勉強

長期的に利益を上げられるトレード手法を確立することは、簡単なことではありません。そのためには、本やネットでファンダメンタル分析やテクニカル分析、経験者のトレード手法を学ぶ必要があります。

さらに、学んだトレード手法を実際のトレードで試し、より利益が上がるよう精度を高めていかなければなりません。

まずはなるべく小額の資金で取引をして、勝率が上がってきたら徐々に取引量を上げるようにしましょう。

24時間相場をチェックしようとする

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ポジションを持つと値動きが気になって、24時間相場に張り付こうとするのも、FX初心者にありがちなミス。

これでは取引で平常心を保つのが難しくなるだけでなく、日常生活にも支障がでてきます。

どの程度相場をチェックするのか自分なりのルールを決め、無理のないトレードをするようにしましょう。

【失敗④】メンタル管理ができていない

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トレーダーの心理状態は、FX取引に大きな影響を与えます。

含み損を見てパニックになったり、焦って利確したりと、冷静さを保って取引ができない人は、FX取引ではなかなか利益があがりません。

特に負けて損失が確定すると、その損失分を取り戻そうという気持ちが強くなり、取引で無理をする傾向があります。

メンタル管理をするのは簡単なことではありませんが、いくつかの対策があります。

  • 資金的に余裕のあるトレードをする
  • 「勝てる」トレード手法を確立する
  • 自動取引をする

メンタル管理がなかなかできない人は、3番目の「自動取引」を資金運用に取り入れるのも、選択肢のひとつです。自動取引ならば、メンタル管理自体が必要なくなりますからね。

まとめ

イラスト-本

FX取引で安定的に利益を上げるのは、難しいものです。しかし、今回紹介した「FX初心者が失敗する4つのパターン」を知っておけば、取引に活かせるでしょう。

FX取引の経験豊富な「勝ち組」トレーダーでも、日々、取引の精度を上げようと努力しています。FX初心者も謙虚な気持ちで勉強を続ければ、この世界で長く活躍できるトレーダーになることができるでしょう。

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